【感想】からめる・しゅがー・どろっぷ【もふもふ茶屋】
『からめる・しゅがー・どろっぷ』
HARU COMIC CITY 24(2019年春)発行。
うぐいす餅さんの刀剣乱舞・安定くん……安定ちゃん本です。表紙からもう可愛い。うぐいす餅さんの描かれる女の子の髪ほんと好きもふりたい。カーディガンの柔らかさも伝わりますねぇ…鎖骨も良い非情に良いです。そして身長差。身長差ぁ!(フェチ)
刀剣乱舞について知っていたこと
・日本刀の擬人化
・『ウルトラマンX』主演の高橋健介くんがミュージカル刀剣乱舞で蜂須賀虎徹を演じた
要するに知識皆無だったんですが、響子ちゃんイラストで知ったうぐいす餅さんの影響で、「安定」という文字を見る度に一瞬考えるようになってしまいました。それどころか供給がうぐいす餅さんしかないため、刀剣乱舞のイメージは主に「安定くん可愛い」に収束されることに。
今回の本はそんな「安定くん可愛い」しか情報がない私でも楽しめる本でした。
まず制服姿のキャラが可愛い。学パロ・現パロ好きなんですよね。本編がシリアスだったりすると尚更。衣装チェンジを見られるだけでもよいよい。
安定ちゃんは青系合うので、リボン・スカート・カーディガンの紺色がよく似合いますね。ミニスカニーソとはやりおる…。首元のリボンがゆるいのとシャツから鎖骨覗くのすけべですねぇ。袖口の隙間から見える細い手首や膨らみがちな長袖からは、安定ちゃんの華奢さがわかります。露骨な萌え袖でないのもまた良いですね。カーディガンの各所や襟元など、うぐいす餅さんの影のつけ方めっちゃ好き。
鶴丸くんのだらしない理系白衣も良いですね良いですね。シャツネクタイの上に羽織るのは白衣スキーのツボに刺さる。
本編、ひたすら安定ちゃんが健気ですね……一人になったら袖で涙をぬぐうシーンがたまらんのです。内心傷ついていても、他人の前で気丈に振る舞う姿はなんとも応援したくなります。弟清光くんに暴露されるのも好き。
表情、仕草の一つ一つが丁寧で、笑う安定ちゃんの胸の内を存分に語ってくれます。窓から身を乗り出してるときの安定ちゃんの表情が特に好きですねぇ。スカートをぎゅっと握りしめる描写から、捨てられるジュースのパックを挟み、困ったような微笑み。顔を見せないシーンで、胸が締め付けられるようなしんどさをどうにかこうにか落ち着かせあの表情に持っていったのだと考えると、読んでるこちらまで切なくなります。
鶴丸くんが思い出してからの表情変化三連発も凄く好きです。頬をかきながらえへへって笑うの可愛いんですけどそれで「気持ち悪かったよね?」とか言うの辛い…。確かに前世云々は客観的に見れば電波ちゃんですが、それで強引に迫ったりしないどころか身を引いて見守ろうとしている分、いつの間にか安定ちゃん応援し隊になっていた身としては思い出してくれて本当に良かったです。拒絶ENDだったら別の何かに目覚めてしまう。
ぷいっの顔も好き。素直可愛い。
改めて、元ネタ知識皆無でもすごく面白かったです。2年前から温めていたネタということで、以前の響子ちゃんすけべ本もこれがベースになっているのでしょうか。あれもほんと良かった……ラストシーン大好き。
卒業後の二人のお話も是非……モチベが続く限り是非……!