塵一粒

同人誌やイラストの感想とか雑記とか。同人感想は作者さん向け。

【感想】かげろう日記【かとるかーる】

『かげろう日記』

最新刊はコミックマーケット94(2018年夏)発行。

 ぽろねぎさんの影狼ちゃん本です。諸事情でちびっこになった影狼ちゃんのお話。なんと私得。無邪気なかげちゃんが可愛いですねぇ。

 

  いきなり脱線しますが、私は今回の夏コミがコミケ初参加。同人イベントは東方関連しか参加したことがなかった私は、カタログを買わず目に付いたスペースの本を買っていました。

 そんな時に見つけたぽろねぎさんスペース。ぽろねぎさんのイラストは度々ツイッターのRTで拝見しており、そういえば気になってた…と思いぱらぱらと読んだ後、既刊含め全て頂きました。ありがとうございます。

 かげろう日記シリーズは雰囲気がとても好きです。元気なかげちゃんとそれを見守る二人の、家族のような友人のような関係がとてもほっこりします。それでは個別感想をば。

 

『かげろう日記』

 フォークとナイフをぐーで握るかげちゃん可愛い。耳付きフードも可愛いですね~。口の周りどころか、服や髪にまでご飯粒をつけるのが子供っぽくてとても好きです。

 蛮鬼ちゃんのツッコミで常識人お父さんっぷりがさえわたる…と思いきや、友人をタコさんウインナーで釣ろうとする辺り蛮鬼ちゃんもちょっと変だぞ。

 

『かげろう日記2』

 ポニテエプロンかげちゃんがべらぼうに可愛い。ドリル禁止の顔もすごく好きです。

 演出として顕著だったのが吹き出し内のフォントサイズですねー。これでかげちゃんの元気の良い返事や、蛮鬼ちゃんの台詞の迫真さがよっくわかります。とても好き。

 蛮鬼ちゃんの読んでる雑誌とか、細かい所も凝ってて楽しいですねぇ。

 

『かげろう日記3』

 表紙のかげちゃんの等身が本編準拠になったり、彩色もそれっぽくなりましたね。個人的にはこっちの方が…。大福を盗み食いしてるかげちゃんとスペア蛮鬼ちゃんの表情や、裸足の指がとても良いですね良いですね。裏表紙の、なんとも言えない顔のかげちゃんも好き。

 (案の定)指をトンカチで叩いてしまって涙目うるうるなかげちゃんが可愛いです。カラスに割ったくるみを分けてあげるの優しい。ほっこりしますね。

 栗拾いの話、霊夢さんが猛獣か通り魔みたいな扱いで笑いました。妖怪の間で恐れられててもおかしくはないですが。最後は仲良くなって良かった。

 

『かげろう日記4』

 表紙と裏表紙のメイドかげちゃんかわいすぎかよ……。得意げな顔が良いですねぇ。普段のゆったりした服も良いですが、こういう衣装チェンジも好き好き。スペア蛮鬼ちゃんもヘッドドレスつけてて可愛い。

 フリーマーケットでハイクオリティ子供用メイド服が売られている幻想郷……羨ましい! 何に影響されたのか、メイドさんを戦闘員扱いするかげちゃんで笑います。「戦闘!!!」のポージング良い。

 ドリルといい雑巾がけといい、四つん這いになるといn……狼のテンションになるの好き。掃除をひたすら面倒臭いと言ってた割に、いざ始めると文句も言わずやるのも真面目さが出てますね。お手伝い好きなんですねぇ。

 後半は神様との邂逅。あんなに怖がってた霊夢さんに山菜のおすそ分けをするくらい仲良くなってますね。がおー可愛い。紫苑ちゃんも良いお姉さんしてて好きです。

 

『かげろう日記0』

 ここで過去編、もといpixivに上がっている前日談のリメイクですね。かげちゃんにすっかり慣れて、扉絵と裏表紙の大人影狼ちゃんに新鮮さを覚える始末。美人さん。

 リメイク前と比べると、かげちゃんも蛮鬼ちゃんも目と顔のサイズ比が変わってますね。今の目が大きめの方が幼い印象で好き。耳の描き方も柔らかくなってたり、髪の量が大人しめになってたり、やっぱり今の絵柄が好きですねぇ。

 

 出会いがしらに飛びつくなと「何度言ったら」という台詞大人影狼ちゃんも蛮鬼ちゃんにしょっちゅう飛びかかってたんですね…やはり犬…。てゐの動機がより俗っぽくなってますが、こっちの方がなんだからしくて好き。ハンバーグ師匠かげちゃん可愛い。

 後編ではまた(時系列的にはこちらが先ですが)蛮鬼ちゃんが姫釣ってる…。朝ごはんの残りで友人を釣ろうという蛮鬼ちゃんも、釣れちゃう姫も何とも言い難い関係。今回蛮鬼ちゃんの常識人でしっかり者な部分が特に見えるだけあって、ここの妙にずれてる一面が面白い。心中の呟きとはいえ、かげちゃんがツッコミ側なのも好きです。

 おまけのちびえーりん可愛い。

 

 

 衝動的に揃えた作品でしたが、とても面白くかげちゃんも可愛いので満足満足です。まだまだ新作が出るようなので、これからも楽しみにしております。

 

 今更だけど、生首が常に一緒って異様な光景ですね…。でもスペア蛮鬼ちゃんは可愛い。