【感想】ルーミアさんと夏【やけくそ一辺倒】
『ルーミアさんと夏』
東方想七日5(2017年夏)発行。
タカぴーさんの『ルーミアさんと。』シリーズ2作目ですね。4コマ漫画でルーミアちゃんがいろんなキャラと絡む楽しいシリーズです。『ルーミアさんは風邪引き中。』もそうでしたが、たくさんキャラ出すの好きなんですねぇ。
夏! ということで表紙は太陽の下で楽しそうなルーミアちゃん。長袖&ニーソをパージしただけで結構涼し気になりますねぇ。魅惑のおみ足です。
タカぴーさんちのルーミアちゃんはトラブル巻き込まれ体質なのが顕著。しっかりツッコミもこなすので「ルーミアさん」というタイトルがしっくり来ます。
服のデザインも可愛いですよね。襟やベストも特徴的ですが、特にスカート。下半身だけでタカぴーさんちのルーミアちゃんだとわかります。髪の長さも、肩に届くかどうかというルーミアちゃんをよく見ますが、こちらのルーミアちゃんは少し長め。時々少しお姉さん感があって可愛いですし、髪をいじる仕草も様になってます。
肝試し編のタイトル下のルーミアちゃんがめっちゃ可愛い。ノリノリな顔が良いですね。そしてそこはかとなくすけべを感じる……素なはずなのに絶対領域やくびれでドキっとさせてくるルーミアちゃん……。そして漫画でやたら変なことに巻き込まれている分、本編外イラストのルーミアちゃんの笑顔が貴重なような。
特に好きな話は、最後の『ルーミアさんと七夕』。短冊をつけるため、ワンピースと帽子で変装してまで人里に行くルーミアちゃんが可愛い。そして人里のおじさんが良い味出してます。
少女とおじさんの絡みは大好きなのですが、酔っ払ったバーコードおじさんと清楚風な少女という、正反対なキャラのやり取りというのがまた良さに拍車をかけてきます。そして何気に鋭いおじさん。モブおじさんではなくこういう話ができる東方キャラにすることもできたのでしょうが、ギャグ本とはいえルーミアちゃんが人食い妖怪と認知されてる上で、ただの人間のおじさんとのやり取りだから面白いのだと思います。
さて、あとがきにはいろいろ期待できそうなことが書いてありますが、果たして。
発行イベントも相まって夏らしい一冊でした。これからもルーミアちゃんをいろんな目に合わせてほしい。